2025/01/10 17:06
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ギターピックは、ギターを弾くために必要なアイテムです。
指でも弦を弾けますが、ピックを使えば指で弾くより大きな音を出せます。
また、リズムに乗ったシャープな演奏ができます。
ギターを指で弾くとピックより柔らかな音になりますが、はっきりしたリズムが出しづらくなります。
握りやすさ、見た目のカッコよさ等選ぶポイントはさまざまですが、それぞれに特徴があります。
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代表的な形
・ティアドロップ型(涙の雫のような形状)
弦に触れる面積が小さいティアドロップ型は、軽い力でピッキングしたい人向け。メロディもコードも柔軟に演奏できます。サウンドはほかの形状のピックを使うよりもシャープで、速弾きにも向いています。
・トライアングル型(均等な三角形)
トライアングル型は弦に触れる面積が大きく、とくにコード弾きに向いています。角が3箇所あるのでピックが削れてもほかの角で弾けるため、他の種類より長持ちします。
・ジャズ型(先端が尖っていて全体が小さい)
ジャズ奏者だけでなく、アルペジオや速弾き等のテクニカルな演奏をする技巧派ギタリストに向いています。
ティアドロップ型よりもさらに先端が尖っており、ピック全体が小さいのが特徴です。
小さいので慣れるまでは持ちにくく、扱いが難しいピックですが、もっとテクニックを高めたい場合に使います。
・サムピック(親指にはめて使うタイプ)
指弾きと併用したい時に良く使われます。親指にはめて使うタイプで、サムピックで低音弦をピッキングし、残りの指でアルペジオを弾くといった使い方が一般的です。
アコースティックギターでカントリーを演奏する際によく使われますが、カッティングしやすいため、エレキギター奏者にも使われます。
ピックの厚さ
・THIN(SOFT)
0.5mm以下の薄いピックを指し、ピッキング時によくしなり抵抗が少ないのが特徴。力んだり長時間弾いたりしても疲れにくいので、初心者のピッキング練習にうってつけ
THINの音色は柔らかですが、アンプにつなぐと音が小さくへたった印象になりがちなのが難点。
・MEDIUM
厚さ0.6〜0.8mm
THINより強くはっきりした音が特徴。THINより弦に負けにくく、どのジャンルにもオールマイティに対応できます。
初心者のうちは、MEDIUMだと弦に引っかかるように感じがして、弾きにくいこともあるようです。
・HEAVY(HARD)
0.9〜1mm程度の厚みで、しなりが少なく豊かではっきりした中低音を奏でられます。
中低音が充実したパワーのある音を出したい時におすすめです。
レスポンスがよく、速いフレーズが演奏しやすいのもメリットですが、弦からの反発が大きく、慣れるまでは扱いが難しく感じられることもあるようです。
・EXTRA HEAVY
1.15〜2mm程度の分厚いピックでほとんどしならず、小さな動きだけで速いピッキングが可能です。
技巧的な速弾きを多用する場合に向いています。
アタック感が強く大きな音が鳴るので、インパクトのある演奏になりますが、弦への負担が大きいのが難点です。
また、表現力を活かした演奏にはあまり向きません。
代表的な素材
・セルロイド
ピックの代表的な素材。
フラットなサウンドが特徴。
やや摩耗しやすいものの、滑りすぎず持ちやすいのがポイントです。
・カーボネート(ポリカーボネート・メタカーボネート)
硬めでシャープなサウンドを奏でられるためエレキギター向き。しなりにくくテクニカルな演奏がしやすいうえ、耐久性が高いという特徴もあります。
・デルリン
バランスがよく輪郭のある音が特徴で、とくにアコースティックギター奏者に好まれる傾向があります。
素材自体が滑りやすいため、素早いカッティングには不向きです。
・ナイロン
丸みのあるサウンドを奏でられるうえ、独特の弾力やしなり感を味わえるのが特徴。ピックノイズも出づらいので、クリアな演奏を求める人に向いています。
・PVC
弱めのアタック感や粘りのある弾き心地を味わいたい時。
ただ、PVCはものによって硬度が異なり、しっかりしたアタック感があるピックもあります。
実際に持ってみたり、ECサイトの口コミで確認してくださいね。
・べっ甲
しなやかな使い心地ながら硬さもあり、伸びのよい音を奏でられます。
爪で弾いているようなナチュラルな演奏感を得られますが、べっ甲は希少価値が高く高価なので、なかなか手に入れづらいです。
・ウルテム
べっ甲のピックや爪弾きに近い感覚を味わいたいなら、ウルテムがおすすめです。
ドライでクリアなサウンドを演奏できるうえ、滑りにくく持ちやすいのが特徴です。
・トーテック
デルリンに特殊加工を施した滑りにくい素材で、1音1音しっかりとした音色を出せます。
また、耐久性が高く、削れにくいのもポイントです。
・アクリル
大きくてくっきりとした音を奏でたい時に。
ガツンとした印象的な音色で、迫力のあるソロ演奏やテクニカルなプレイにはとくに向いています。
・ステンレス
金属感のあるサウンドが欲しい時に向いています。
高音域が強くクセのある音で、メタル系の楽曲によくマッチします。
ただしステンレスピックは弦にダメージを与えやすく、早く切れる原因になることもあるので、要注意!
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ピックと一口で言っても、形状や材質だけでこんなに種類が!
デザインも含めて視野に入れたら、限り無く多いです。
カラーも豊富だし、キャラクターがデザインされた可愛いピックも多くて迷いそう…😊
色々試して、自分に合うピックを探すのも楽しいですね💕