2025/01/09 17:01



ギターのシールドケーブルによって「音が変わる」という話をよく聞きます。


実際に様々なシールドのレビューを見てみると

・バランスが良い、癖がない
・音抜けが良い
・音の立ち上がりが早い
・音の分離が良い
・ 中低域に厚みがある音
・スッキリとしたクリアな音
・ナチュラル、オーガニックなサウンド

というような言葉が並んでいて、何を選べば良いか悩むことも多いと思います。

値段も様々。

5mのケーブルを例に取ると、3,000円前後の安い物から30,000円近くする高価なものまであります。

高価な製品の説明書には、「芯線に高純度の銀メッキ無酸素銅を採用しているので、ハイレベルな原音の伝送と立上りの速さが魅力」とありました。

銀と言えば、半田も銀の入ってるのが良いと聞いたことがあります。
銀メッキ無酸素銅…
良さげな気もするけれど…🤔


でも、1本のケーブルを変えただけで、
本当にこんな違いが出てくるのでしょうか?
また楽器を演奏する人や演奏を聴いている人は、
その音の違いが分かるのでしょうか?

それに、静電容量だのインピーダンスだの、
エフェクター回路の勉強と同じような
小難しい理屈が書いてあるし、
想像していたことよりずっと複雑そう😟

そこで、

思い余ってビルダーに質問!😁

「シールドケーブルについて調べてたんだけど、
ケーブルって想像していたよりずっと複雑なのね。
ケーブル変えると音が変わるの?」

ビルダーは言いました。

「ケーブルは重要な部品だよ。」

やっぱりそうか。
ネットで調べた程度で理解しようってのが無理なのかなあ😥
そう思っていたら、

「だって、ケーブルが無ければ音が出ないもん!」

は???
予想外の回答に首を傾げると、


「シールドを変えると、プレイヤーは弾き心地が少し変わるんだよ。
でも、音が変わったかどうかなんて、聴いてる人にはわからない。
使う人の自己満足。

一番重要なのは、長持ちするかどうかってこと。

解像度が高くなるとか、レスポンスが良くなるとかいうのは、弾く人の感覚だし。
それに、解像度が高くなると弾きづらいこともあるしね。

値段が高ければ良いものだと錯覚しがちだけど、
ノイズ用のシールド処理をしている物だから材料の値段も影響するし、必ずしも品質の良さや値段が音質に比例してるわけではない。」

「ケーブルによる音の違いよりも、
エフェクターやアンプによる違いの方がずっと大きいよ。

まともな演奏が出来ない製作者はケーブルについてあーだこーだ言うけれど、
単にホビー的な感覚で言ってるだけ。
まともな演奏が出来る製作者は、自分があらゆる環境で演奏したリアルな感覚で判断するからね。」


結論!

高いシールドケーブルを使うのは、
弾いてる人の自己満足が大きいそうです。


シールドケーブルを選ぶポイントは、耐久性!
消耗品だから、長持ちするのが第一条件。
値段に惑わされず、正しいケーブル選びをしましょう!😄

シールドはとっても大事な部品です。
だって、エレキ楽器の音を出すためには無くてはならないものだから💕