2024/11/30 18:41



ビルダーの伴奏で練習している時、よくあることなのですが、

後テーマに戻れなかったり、イントロで入るタイミングを逃してしまったり、4バースで4小節をはみ出しちゃったり。


その度に言われることが、

「相手の音をしっかり聴いて

同じ流れに乗っていけるように

自分の音ばかり聴かないで

相手と一緒に演奏して」


相手の音?

耳には入ってくるけれど、しっかり聴いてたかと言われると…🥴


「練習したフレーズを間違えないように」

「スケールが変わる所に注意しなくちゃ」

「次の次は自分の番だな」

「このコードの後3小節でテーマに戻るんだっけ」

と、

考えてみれば、自分のソロの時も他の人のソロの時も、こんなことばかり考えていた気がします。


頭の中は自分の番を何とか乗り切らなくてはということだけ。

ミスしないようにと思うのが精一杯で、相手の音をしっかり聴く余裕もありません。


セッションで相手のソロを邪魔するのは、やってはならないことなんですって。

失敗することを怖がる前に、自分の失敗で相手の演奏の邪魔をすることを恥ずかしい、申し訳ないと思わなければいけなかったんだ…と思います。


そんな状態ですから、当然アンサンブルを楽しむ余裕なんて出て来ません😥


相手の音を聴いて自分の音を出す。

相手の音に応える。

相手に自分の音を聴いてもらう。

自分の音に応えてもらう。


それが音を楽しむこと、則ち音楽


それをせずに自分勝手に演奏するのは、自分のことしか考えていない人間。

一緒に演奏する相手に対して、それほど失敬千万なことはありませんね。


音楽に対してどのように考え、どのように向き合うかはその人の自由だけれど、自分も相手も楽しめるような心遣いを忘れてはいけません。


音を楽しむのが音楽ですから💕

                     (9月10日)         (続)