2024/06/07 23:20

お疲れ様です。
Blackberry JAMのビルダーです。

ここではちょっとマニアックな観点から、当ブランド商品のポイントをご紹介出来ればと思っております。
特に当ブランドのモデルの殆どがアンサンブル内での操作性を重視している部分が多いので、

セッション等での使用感も合わせてお読み頂ければと思います。

そもそもドライブサウンドと言えば、良質な真空管アンプで作るのがベストかと思います。
しかしながら、そのようなアンプを所有したり持ち運んだりは大多数の方が出来る事ではなく、
特にセッションバーにアンプそのものを持ち込むなんてのは基本的に難しい事です。
そうなると、ファンクセッション等では歪みペダルを一つ用意する必要があります。
そのペダルの歪みが良質な真空管アンプの歪みに近ければ近いほど、道具としては優秀です。

そこで使い方と歪みペダルに何を求めるかという話になるのですが・・・

僕自身の歪みペダルの使い方としては、曲が始まる前にオンにしたら曲が終わるまではオフにしません。
何故かというと、単純にめんどうだからです。
セッションでは初対面の方と曲を演る事も多いので、その時々のアンサンブルに合わせた音量や音色の調整を、
曲が始まってから9割以上をギター側でやります。
あまり足元を気にしない分、周りの音をしっかり聴きながら調整するので効率も良く、何よりも音楽的な音作りが出来ます。
こういう事はスキルも必要ですが、結局は慣れなんで続けていれば誰でも自然に出来るようになると思います。

あとは何を求めるかという事ですが・・・

僕自身が歪みペダルに求める事は、色んな状態や状況のアンプから良質な真空管アンプの歪みが出てくれればいいなぁという事です。
ちなみにそのようなベストな歪みというのは、演奏中のギターコントロールに対して音楽的な気持ちの良い反応を返してくれます。
僕の考えるアンプライクというのは、ペダルの歪みで上記のような良い反応を演奏中に得られるかどうかという部分です。
結局は曲中アンサンブル内でのギターサウンドメイキングを、いかにリアルタイムで音楽的に追従してくれるかという事に尽きます。
やはりストレス無くコントロール出来るサウンドというのは、良い演奏をする上では必要不可欠と言っても良いかと思います。

色々と書いてきましたが、僕はこのようなコンセプトを持った歪みペダルが標準と考えます。
そして、製作側の人間がそれを理解する為の演奏スキルを持っている事も標準と考えます。
お客様にとって玩具であろうと道具であろうと、妥協のない製品である事が標準と考えます。

これからご紹介していく当ブランド商品をお使いいただいた瞬間、プレイヤーに寄り添った
リアル至上主義のサウンドを体感していただけると確信しております。